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基本情報

国名 ブータン王国(Kingdom of Bhutan)
面積 4万7,000 平方km(九州の約1.29倍)
人口 69万9,847人 (2010年推計)
首都 ティンプー
言語 ゾンカ語(公用語)
宗教 チベット仏教75%、ヒンズー教25%
通貨 ニュルタム(NU)。1 ngultrum (Nu) = 100 chetrum
為替レート 1ドル=約42.9ニュルタム  1ニュルタム=約2.48円
日本との時差 -3時間
ビザ
ビザ
入国にはビザが必要です。
ビザの取得は、ブータン国内の旅行会社が代行します。
ブータン国内の旅行会社と直接交渉するか、日本国内の旅行会社に依頼する必要があります。
ブータン国外のブータン大使館では取得できません。

※ビザやパスポートなどの情報は予告なく変更されることがあります。
必ず、大使館、領事館、旅行会社などで確認してください。
国旗 中央のドラゴンは国家の象徴であり、その白い色は純粋さを、爪の宝石は富を象徴する。背景は、ブータンの精神的、世俗的な力を表し、オレンジは仏教を、黄色は王朝を表している
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地勢・気候

地図
位置:南アジア、中国とインドの間
面積: 47,000 平方km
気候:南部の平地では、熱帯性気候。中央部の谷間では冬は涼しく夏は暑い。ヒマラヤ山脈は、厳しい冬と涼しい夏。
地形:大部分は山。いくつかの肥沃な谷間とサバンナがある。 カーバイド
天然資源:木材、水力、石膏、カーバイド(炭化カルシウム)

政治

正式名称:ブータン王国
(英語:Kingdom of Bhutan)
政体:君主制。インドと特別条約を結んでいる。
首都:ティンプー
独立: 1949年8月8日 (インドから)
憲法:書かれた憲法や権利章典はない。
法律制度:インドの法律やイギリスの慣習法を基礎にしている。
投票権:おのおのの家族は、村レベルの選挙で1票持っている。
行政府
元首および政府の長:ジグメ・シング・ワンチュク国王(King Jigme Singye WANGCHUCK) (1972年7月24日より在位)
王立諮問評議会(Lodoi Tsokde):国王によって任命される。
内閣(Lhengye Shungtsog):大臣は国王によって任命される。
立法府:一院制の国会(Tshogdu)
議席数150(村単位の選挙区から選挙で選出105、宗教者10、国王により指名35/任期3年)
政党:合法的な政党はない。
他の政治・圧力団体
仏教の僧侶たち。インド人の商業組合。ネパール人の組織が、戦闘的な反体制運動を導いている。

経済

概況
ブータンはもっとも開発の遅れた発展途上国である。主な産業は農業と林業であり、人口の90%の生計をまかない、GDPの約40%を占めている。農業は大部分が生活のための耕作や家畜の飼育である。
険しい山々が地形の多くを占めるため、道路の建設や他のインフラの建設は難しく、コストがかかる。経済的に貿易と通貨上でインドと密接につながってている。工業生産は小なく技術的には遅れており、大部分の生産は家内工業である。
道路建設のような開発事業の大部分は、インド人の移住労働者に頼っている。ブータンの水力潜在性と旅行者に対するその魅力は、鍵となる財源である。ブータン政府は産業基盤の拡充と国民の福利厚生を幾分か進めてきた。ブータンの教育、社会、環境開発計画は多数の組織から援助を受けているが、あまり進んでいない。 ブータン政府は国の環境と文化の伝統を保護しようと望み、各々の経済援助計画はさほど進展していない。GDP成長率は1991〜1995年の間、平均5%であった。細かい規制と企業に対する認可、貿易、労働、金融などの分野での不明確な政策により、外国投資は進んでいない。 政府は、外国の影響を最小限にするために観光客の数を一年4,000人までに制限している。
1991年から95年までの平均経済成長率は5%であった。
GDP(MER): 12億6,900万ドル (2009年:IMF)
一人当たりGDP(MER):1,880.628ドル (2009年:IMF)
GDP(PPP): 35億1,800万ドル (2009年:IMF)
一人当たりGDP(PPP):5,212.190ドル (2009年:IMF)
国内総生産実質成長率:6.342% (2009年:IMF)
インフレ率(消費者物価):8.350% (2009年:IMF)
失業率
国家予算
歳入: 1億4600万ドル
歳出: 1億5200万ドル (95/96年推計)
:インド政府は、ブータンの財政支出のほぼ5分の3を融資している。
輸出:7,740万ドル(1996年推計)
商品: カルダモン(香味料)、石膏、木材、手工芸品、セメント、果物、電気(インドへ)、宝石、スパイス
相手国: インド94%、バングラディシュ
輸入:1億410万ドル (1996年推計)
商品:燃料および潤滑油、穀物、機械および部品、車、織物、米、
相手国:インド77%、日本、イギリス、ドイツ、アメリカ
対外債務: 1億2900万ドル(94/95年推計)
工業生産:成長率7.6% (1992年)、GDPの18%を占める。主に家内工業と、家庭での手工芸品。
発電量: 17億 kWh
一人当たり消費量: 143 kWh (1993年)
: ブータンはインドに電気を輸出している。
産業: セメント、木工品、加工フルーツ、アルコール飲料、カーバイド(炭化カルシウム)
農業: 米、コーン、根菜植物(じゃがいもなど)、柑橘類、乳製品、卵、
通貨:ニュルタム
1 ngultrum (Nu) = 100 chetrum
注:インドの通貨もまた法貨である。
為替レート
1ドル= ニュルタム - 39.358 (1998年)、36.313 (1997年)、35.433 (1996年)、32.427 (1995年)、 31.374(1994年)、30.493 (1993年)、 25.918 (1992年)、 22.742 (1991年)、 17.504 (1990年)
注:ブータンのニュルタムはインドのルピーと同価である。
交通・運輸
鉄道: 0 km
幹線道路(1996年推計)
全長:3,285km
舗装:1,994
未舗装: 1,291km
空港:2
通信
電話:4,620台(1991年推計)
ラジオ局 :AM 1、 FM 1、 短波 0 (1990年)
ラジオ台数:23,000台(1989年推計)
テレビ局: 0 (1990年推計)
テレビ台数: 200台 (19985年推計)

歴史

 17世紀、この地域に移住したチベットの高僧ガワン・ナムゲルが、各地に割拠する群雄を征服し、ほぼ現在の国土に相当する地域で聖俗界の実権を掌握。  19世紀末に至り東部トンサ郡の豪族ウゲン・ワンチュクが支配的郡長として台頭し、1907年、同ウゲン・ワンチュクがラマ僧や住民に推され初代の世襲藩王に就任、現王国の基礎を確立。第4代国王は、1972年に16歳で即位。第4代国王の下で、国の近代化と民主化に向けた粘り強い取組が行われてきた。現国王(第5代目)に、2006年12月王位継承。

人々
人口:69万9,847人 (2010年推計)
人口構成: (2010年推計)
年齢 構成比 女性 男性
0-14 歳 30.2% 102,164人 106,410人
15-64 歳 64.3% 208,484人 235,988人
65 歳以上 5.5% 17,926人 20,169人
人口増加率:1.236% (2010年推計)
出生率:人口1,000人当たり19.62 人 (2010年推計)
死亡率:人口1,000人当たり7.25人 (2010年推計)
乳幼児死亡率(1歳以下):出生1,000人当たり46.92人 (2010年推計)
平均寿命: (2010年推計)
男性 女性
65.89歳 67.57歳
民族構成:ブータン人50%、ネパール人35%、生来または移住してきた部族15%
宗教:チベット仏教75%、ヒンズー教25%
言語:ゾンカ語(公用語)。ブータン人はさまざまなチベット語の方言を話す。ネパール人は、さまざまなネパール語の方言を話す。
識字率(15歳以上) (2003年推計)
全人口平均 男性 女性
47% 60% 34%
職業 (2006年) >
農業 サービス業 工業および商業
22.3% 39.8% 37.9%
:熟練労働者が非常に不足している。

地図

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