国名 | ブルネイ・ダルサラーム国(Brunei Darussalam) |
面積 | 5,770 平方 km(三重県とほぼ同じ) |
人口 | 39万5,027人 (2010年推計) |
首都 | バンダル・スリ・ブガワン |
言語 | マレー語(公用語)、英語、中国語 |
宗教 | イスラム教(国教) 63%、 仏教14%、 キリスト教8%、 |
通貨 | ブルネイ・ドル。 1 Bruneian dollar (B$) = 100 cents |
為替レート | 1ドル=約1.72ブルネイ・ドル 1ブルネイ・ドル=約61.9円 (注:ブルネイ・ドルはシンガポール・ドルと等価交換されている) |
日本との時差 | -1時間 |
ビザ |
※ビザやパスポートなどの情報は予告なく変更されることがあります。 必ず、ブルネイ大使館、領事館などで確認してください。 |
国旗 | |
国際電話 | |
- 位置:東南アジア、南シナ海に面し、マレーシアに接している。
- 国土の面積:
- 全面積: 5,770 平方 km
- 陸地の面積: 5,270 平方 km
- 国境線: 381 km、マレーシアと381 km
- 国際紛争:国を二つに分断しているマレーシアの凸型の土地を買いたいと願っているようだ。南沙諸島(スプラトリー諸島)全体の領有権を、中国、台湾、ベトナムが主張している。南沙諸島の一部の島々の領有権を、マレーシア、フィリピンが主張している。1984年、ブルネイはLouisa礁を含む排他的な漁業ゾーンを制定した。しかし公的にその島の領有を主張してはいない。
- 気候:熱帯気候、高温多湿、雨が多い。
- 地形:東部は、沿岸地域は平らで、山に向かって隆起している。西部は丘の多い低地である。
- 天然資源:石油、天然ガス、スズ
- 注:マレーシアによって2つの部分に物理的に分断されている。ほとんどマレーシアの中にある孤立領土である。
- 国際紛争:国を二つに分断しているマレーシアの凸型の土地を買いたいと願っているようだ。南沙諸島(スプラトリー諸島)全体の領有権を、中国、台湾、ベトナムが主張している。南沙諸島の一部の島々の領有権を、マレーシア、フィリピンが主張している。1984年、ブルネイはLouisa礁を含む排他的な漁業ゾーンを制定した。しかし公的にその島の領有を主張してはいない。
- 正式名称:ブルネイ・ダルサラーム国
( Negara Brunei Darussalam)- 政体:立憲君主制
- 首都:バンダル・スリ・ブガワン
- 行政区分:4区
- 独立:1984年1月1日 (イギリスから)
- 憲法: 1959年9月29日 (1962年11月以来の非常事態宣言のもとで、いくつかの条項は停止された。他の条項は1984年1月1日の独立以来そのままである)
- 法律制度: イスラム法に基づく
- 選挙権:なし
- 政体:立憲君主制
- 元首および政府の長:ハサナル・ボルキア国王(第29代スルタン) (His Majesty Paduka Seri Baginda Sultan Haji HASSANAL Bolkiah Mu'izzaddin Waddaulah) (1967年10月5日より)
- 行政府
- 政府の長:首相:ハサナル・ボルキア国王が兼任 (1967年10月5日より)
- 内閣:主として王族のメンバーで構成されている。
- 立法府:一院制
- 立法評議会(Majlis Masyuarat Megeri)
1970年にスルタンの命により、評議会議員はスルタンによる任命制に変更された。立法評議会の議員選挙制度は、憲法を改正する際に制定される予定である。しかし選挙は、当分ありそうもない。1984年以来活動が停止されている。 - 政党
- ブルネイ国家統一党 (ほとんど活動していない)
- ブルネイ国家連帯党 (最初の合法的な政党、現在は禁止されている)
- ブルネイ人民党 (禁止されている)
- ブルネイ国家連帯党 (最初の合法的な政党、現在は禁止されている)
- 国旗:黄色地に2つの白と黒の対角線が巻き上げ側の上部から平行に引かれている。赤の国章が、中心に重ね合わされている。国章は、巻き物と二つの挙がった手の上にある上に向いた三日月の内側に、羽のついた円柱の上がありその上に燕尾服の菖蒲がある。
■軍事
- 防衛費: 3億1200万ドル、GDPの6.2% (1994年)
- 概況
- ブルネイの経済は、小さいけれど裕福である。 これは、外国および国内の企業、政府の公社および福祉政策、村落の伝統農業の混合である。 それは、原油と天然ガスの輸出によってほぼすべて賄われている。 石油部門からの歳入は、GDPのほぼ半分を占める。 一人当たりGDPは、第三世界のなかでもっとも高く、海外投資からの実質的な収入は、 国内生産を補っている。 政府は、すべての医療サービスを無料にし、食事と家屋に補助を出している。 政府は 石油と天然ガスに依存している経済を多様化させようとする基本政策を進め始めている。
- GDP(MER): 105億4,600万ドル (2009年:IMF)
- 一人当たりGDP(MER):26,325.475ドル (2009年:IMF)
- GDP(PPP): 196億7,400万ドル (2009年:IMF)
- 一人当たりGDP(PPP):49,109.869ドル (2009年:IMF)
- 国内総生産実質成長率:-0.493% (2009年:IMF)
- インフレ率(消費者物価):2.7% (2008年推計)
- 失業率: 3.7% (2008年推計)
- 国家予算:
- インフレ率(消費者物価):2.7% (2008年推計)
- 歳入:68.89億ドル
- 歳出: 40億ドル(2008年推計)
- 輸出:106.7億ドル(2008年推計)
- 商品: 原油、天然ガス、衣類
- 相手国:日本38.04%、インドネシア 25.95%、韓国14.17%、オーストラリア7.24%(2009年推計)
- 輸入: 26.1億ドル (2008年推計)
- 商品:機械および輸送機器、工業製品、食品、化学薬品
- 相手国:シンガポール38.4%、マレーシア18.7%、日本7.2%、中国 5.42%、タイ5.19%、アメリカ4.45%、イギリス4.25%(2009年推計)
- 対外債務: 0
- 工業生産:成長率-5.4% (2008年)、GDPの74.1%を占める(2008年)。鉱業、石切場、製造業を含む。
- 発電量: 30.69億 kWh (2008年)
- 産業:石油、石油精製、液化天然ガス、建設
- 農業:米、カッサバ(タピオカ)、バナナ、水牛、豚
- 通貨:ブルネイ・ドル
- 工業生産:成長率-5.4% (2008年)、GDPの74.1%を占める(2008年)。鉱業、石切場、製造業を含む。
- 1 Bruneian dollar (B$) = 100 cents
- 為替レート:1ドル=ブルネイ・ドル-1.45 (2009年)
-
交通・運輸
- 鉄道
- 全長: 13 kmの私有線
- 幹線道路
- 全長: 1,090 km
- 舗装: アスファルト370 km (別に52 kmが工事中)
- 未舗装:砂利または土720 km
- 舗装: アスファルト370 km (別に52 kmが工事中)
-
通信
- 電話: 90,000 回線 (1997年推計)
- ラジオ :
- 電話: 90,000 回線 (1997年推計)
- ラジオ局 :AM 4、FM 4、短波0
- ラジオ :284,000 台(1995年推計)
- テレビ局:1
- テレビ台数:173,000台(1995年推計)

15、16世紀、ブルネイは、ボルネオ島の大部分だけでなくフィリピンの一部をも支配下においていた。スペインとポルトガルがヨーロッパから最初にやって来た。
17、18世紀に、この地域に来たのはイギリスだった。イギリスはブルネイの影響力を侵食し始めた。
19世紀半ばに、サラワクで反乱が起こった。スルタンは1939年、この地にやって来たイギリス人探検家ジェームス・ブルックにこの反乱の鎮圧を依頼した。そしてその報酬として、ブルックにクチンを与え、白人王の称号を与えた。ブルックは、クチンを拠点にして周囲に領土を拡大していった。 北部のサバは、フィリピンとブルネイの所有権が明確でなかった。それに目を付けたイギリスは国策会社、北ボルネオ会社によりサバを支配した。 ブルネイは、イギリスにより領土を侵食されていった。
1888年、国家が消滅するかもしれないという危機感で、領土保全のためブルネイは、イギリスの保護領となった。
1929年、ブルネイが完全に消耗しようとしていたとき、石油が発見された。
1959年、ブルネイは、外交、防衛を除き、自治を獲得した。 1961年、2年後のマレーシアの独立に向け、マレーシア初代首相に就任したアブドル・ラーマンは、シンガポール、ブルネイ、サバ、サラワクを含んだ連邦国家マレーシア構想を発表した。
ブルネイとマレーシア側との交渉が行われた。しかしブルネイの石油利権の取り扱いで一致せず、ブルネイはマレーシアへの不参加を決定した。
1962年、ブルネイは、共産主義勢力の反乱に巻き込まれた。
11月,スルタンは、憲法を停止し、非常事態宣言を発した。
ブルネイはその時以来、緊急法の下にあり討議されていた選挙はいまだ行われていない。
1967年、現国王であるハサナル・ボルキアが即位した。 1984年、ブルネイは完全に独立した。イギリスからの新しい独立は、ASEAN加入によって強調される事となった。
現在、ブルネイはその石油収入で、国家財政は非常に豊かである。国民は所得税、教育費、医療費は無料であり、豊かな生活レベルにある。石油の富は王族に集中しており、ボルキア国王は世界一の金持ちと言われている。
- 人口: 39万5,027人 (2010年推計)
- 人口構成:(2010年推計)
年齢 構成比 女性 男性 0-14 歳 26.6% 50,141人 53,282人 15-64 歳 70.1% 136,292人 135,640人 65 歳以上 3.3% 6,636人 6,199人 - 人口増加率: 1.733% (2010年推計)
- 出生率:人口1,000人当たり 18人(2010年推計)
- 死亡率:人口1,000人当たり3.32人(2010年推計)
- 乳幼児死亡率(1歳以下):出生1,000人当たり11.87人
- 平均寿命:(2010年推計)
男性 女性 73.72歳 78.31歳 - 民族構成:マレー人64%、中国系20%、 その他16%
- 宗教:イスラム教(国教) 63%、 仏教14%、 キリスト教8%、土着信仰その他 15% (1981年)
- 言語:マレー語(公用語)、英語、中国語
- 識字率(15歳以上): (2001年推計)
全人口平均 男性 女性 92.7% 95.2% 90.2% - 労働力:188,800人 (2008年推計)
- 人口構成:(2010年推計)
- 職業(2008年推計)
製造業 農業 サービス業 62.8% 4.2% 33%
